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近年、電子ピアノの技術は格段に向上し、
楽器店には多くの電子ピアノが並んでいます。

電子ピアノといえば、
集合住宅だから…
お金がないから…

という理由で仕方なく購入するケースが殆どでした。

しかし近年の傾向では、アップライトピアノよりも高価な電子ピアノが多く出回っています。
また技術の向上から機能万全でデザインも豊富な為、住宅環境や値段に関係なく選ばれているのが現状です。

店頭に多く並ぶ電子ピアノから、自分に合った楽器を選ぶのは至難の技となります。
メーカーや値段だけで決めるのは、失敗に繋がります。

ここで、電子ピアノを選ぶポイントを5つにまとめて紹介。
あなたに合った電子ピアノを選ぶ事で、快適にピアノ上達が出来ます。

これからピアノを始める方
数十年ぶりに、ピアノを再開する方
いつかピアノを習ってみたい方

是非、楽器店へ出向く前に参考にして下さい。


残念な電子ピアノ5つの特徴

楽器店にて電子ピアノを選ぶ際に、気を付けて欲しいポイントを5つまとめて紹介。

電子ピアノ購入時のお悩みは、
・予算
・ご近所トラブル
・確かな上達

ではないでしょうか。

この3つを今一度、ご家庭で確認した上で以下に挙げる5つのポイントを参考にされて下さい。

メーカーや値段だけで、購入を決めるのは大変危険です。
せっかく買ったのに、故障してしまった…
上達が見込めない…
ご近所とトラブルが発生してしまった…

最悪の事態を避ける為にも、あなたに合った電子ピアノを探しましょう。

鍵盤が軽い

電子ピアノを購入する時『少しでも本物のピアノに近い』電子ピアノを選ぶことでしょう。
本物に近い電子ピアノの特徴の一つとして、鍵盤の感触(タッチ)が挙げられます。
どの楽器メーカーも、ここに力を入れて開発製造しているのです。

せっかく購入した電子ピアノの鍵盤が軽いと、普段の練習で指が鍛えられません。
軽い鍵盤に慣れてしまった状態で、教室や発表会のピアノに向かっても練習の成果を発揮する事は出来ません。

成果を発揮できないと、ピアノを継続するモチベーションが下がり、結果上達が見込めない事となります。

オススメの鍵盤素材は木製。
どのメーカーも20万円クラスから、木製鍵盤になります。

上達を目指す方は是非参考にして下さい。

打鍵音が大きい

電子ピアノを購入する目的の一つに「住宅環境」が挙げられます。

学校や仕事帰りの夜に練習したい場合、ヘッドフォンで練習する方がほとんどです。
ヘッドフォンで練習すればピアノの音は鳴りませんが、鍵盤が上下するカタカタ音が大きく鳴る楽器もあります。

楽器店にて電子ピアノを選ぶ際に、店頭で消音にしてタッチ音を確認しましょう。
このカタカタ音が下の階に響かない、防音マットを利用するのも一つの方法です。

せっかく選んだ電子ピアノがご近所トラブルにならないよう、選び方に注意しましょう。

鍵盤の数が少ない

鍵盤の数はフルで88鍵です。
教室や発表会で弾くピアノは88鍵盤あります。

しかしキーボードや安価な電子ピアノですと、鍵盤の数が76鍵、61鍵と少なくなります。
初心者の場合、初めは76鍵で足ります。
しかし、フルサイズに見慣れない状態で教室や発表会に出向くと、サイズの違いから途端に弾けなくなってしまう事があります。

店頭で電子ピアノを選ぶ際には、店員に「88鍵フルにある電子ピアノはどれですか?」と確認をとりましょう。
電子ピアノを選ぶ際に1番初めに気をつけて欲しいポイントです。

足ペダルが1つしかない

電子ピアノを購入する時点ではまだペダルを利用しない事が多い為、
見落としがちなポイントです。
ペダルを実際に使用するレベルになくても、ペダルの有無で楽器自体のクオリティに差があります。

備え付けるタイプのペダルですと、端末接触部分の故障が多く見受けられます。
あらかじめ、最低でも2つの足ペダルが付いている電子ピアノを選びましょう。

尚、ペダルの色や形にはそこまでこだわる必要はありません。

電子ピアノを選ぶ際の目安にして下さい。

部屋のデザインに合わない

近年店頭に並ぶ電子ピアノには、ブラック以外に木目調を意識したブラウンやベージュ、ホワイトも多くあります。
もちろん、楽器の色と機能や音色に関係はありません。

お部屋の雰囲気にマッチした楽器を選ぶ為にも、なるべく家族で店頭に出向きましょう。
グランドピアノが日本にやってきた戦後、裕福層の家庭ではピアノを家具の1つとして扱われていました。

コンパクトな電子ピアノといえど、お部屋の雰囲気を大きく変えていきますので慎重に選んでいきましょう。

知っていきたい!各メーカーの特徴

電子ピアノについてよく頂く質問として「どのメーカーが良いですか?」と多く寄せられます。
ここでは各メーカーの特徴をお伝えしますが、メーカーを絞って選ぶ事はオススメしません。
各メーカー共通して言えることは、値段が高ければ高いほどアコースティックピアノに近づきます。メーカーではなく、払える予算を決めてから店頭へ出向きましょう。

ヤマハ

言わずと知れた国内最大手楽器メーカー。
「クラビノーバ」シリーズのほか、本物のピアノと同じ鍵盤アクション構造を搭載した「ハイブリッドピアノ」が人気。

カシオ

キーボードでは物足りないという方に絶大な人気を誇るCASIO。
コンパクトなデザインや、リーズナブルな価格帯が多いのも魅力。
シャープではっきりした音が特徴。上位機種「Celviano」シリーズは世界屈指のピアノブランドとコラボ。本格派ピアノをお探しの方にも注目度の高いメーカー。

ローランド

電子ピアノでは最も長い歴史を持つ、電子楽器専門メーカー。
伸びやかな音で表現力に定評があります。
立体音響も手掛けている会社なので、小さい音やヘッドフォンで聴いた時の音の立体感、強弱変化はNo.1。

カワイ

海外でも人気の高い、大手国内楽器メーカー。重厚感のある低音とキラキラした高音が特徴。特に鍵盤にこだわりがあり、白鍵だけでなく黒鍵も木製にしているのはカワイだけの魅力。

コルグ

リーズナブルな価格の電子ピアノが充実。
趣味で弾く方にも人気のメーカー。
どのモデルもコンパクトですが、明るくて力強い響きです。

あると便利?!オススメ機能の紹介

近年、電子ピアノ製造の技術は飛躍的に上がっています。
技術の向上と共に、機能の質や量も上がっているのが現状です。

店頭に並ぶ電子ピアノを眺めていると、たくさんの機能が搭載されていることに驚くことでしょう。
機能は沢山あれば良いというわけではありません。

ここでは最低限あると良い機能をご紹介します。
今後の電子ピアノ購入の参考になさって下さい。

必要のない電子ピアノの為に、高額な電子ピアノを無理に購入する事の無いようにしましょう。

ディスプレイ

近年出回っている殆どの電子ピアノには、ディスプレイがあります。

ディスプレイがない場合、ボタン操作が正しいかの判断が耳でしか出来ません。
誤った操作のまま練習することで、正しい知識が身につかない可能性があります。

ここで気を付けて欲しいのは、ディスプレイの位置。
鍵盤中央にあると、演奏中にもディスプレイに目がいってしまい集中できません。
またディスプレイがある事が当たり前になると、
教室や発表会でのピアノで本領が発揮できない恐れがあります。

ディスプレイはあくまで演奏前の準備確認に必要な機能。
演奏中は必要ないので、鍵盤や演奏の妨げになるディスプレイは避けましょう。

ペダル

キーボードですとペダル無しが殆どですが、電子ピアノでしたら2〜3つのペダルが備え付けられています。

まだペダルに足が届かないからと、ペダルを見ないで購入するのはやめましょう。

ペダルの数はなるべく、3つあるものをオススメします。
実際によく利用するのは、1番右のダンパーペダル。
音を響かせる効果があるペダルです。

どのくらい響くかは、楽器に寄ります。
どの楽器メーカーもペダルに関してはそれ程、技術に差や違いがありません。
だからこそ、目星をつけた電子ピアノ1台1台を店頭で確認しましょう。

ペダルの確認方法は、
まず椅子に座ります。
次に右足で、1番右側のペダルを深く踏み込みます。
踏んだままの状態で、好きな鍵盤をタッチして下さい。
ペダルを踏んだまま手は鍵盤から離れた状態で、どのくらい音が伸びるかを耳で確かめましょう。

目星をつけた3台ほどを試すことで、ペダルの深さや音の伸びの違いが分かります。
あまり音が伸びないペダルの場合は、購入を避けましょう。

ペダルの形や色に関しては気にしなくて良いです。
深く踏み込まないと音が響かないペダルよりは、浅い踏み込み操作の方が楽です。
お子様が小さい場合は大人の方が試して下さい。

メトロノーム機能

現代の殆どの電子ピアノにはメトロノーム機能が搭載されています。

ピアノレッスンでは、昔ほどメトロノームを使用しません。
効果的な使い方をするのが難しいアイテムです。
使用の例としては、楽譜に指示されている速度に合わせて鳴らす。
鳴らしながら、弾いたり歌ったりします。

もし、単体でメトロノームをお持ちの方はそちらを利用しましょう。
メトロノームをお持ちでない方は搭載されている機能を利用しましょう。

録音機能

どの電子ピアノにも録音機能は搭載されています。

自分の演奏を録音して聴くのは、上達につながる大切な練習法の1つです。
是非、録音操作がしやすい楽器を選びましょう。

録音操作が簡単でも、再生操作がし難い楽器もあります。
店頭で店員と試しながら選びましょう。

まとめ

失敗しない電子ピアノ購入について、5つのポイントを紹介しました。

あらかじめ予算を決めた上で、
①鍵盤の軽さ
②打鍵音の大きさ
③鍵盤の数
④ペダルの数
⑤部屋に似合うデザイン

を見ていきましょう。

各メーカーの特徴も参考にした上で選ぶと、よりあなたにぴったりの電子ピアノに出会えます。

是非、楽器店に出向く前に参考にして下さい。