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大人でピアノ教室に通う人の中には、趣味以外の理由で通っている方も多くいます。
近年増えているのが、介護士さんの資格を持つ方や介護施設で働く方がピアノ教室に通うケース。

介護施設ではレクリエーション(通称レク)という時間があります。
レクリエーションとは、仕事や勉強など日々の疲れを癒し、元気を回復する為の娯楽の事。

ピアノを使ったレクを行うためにピアノ教室に通い、季節の童謡唱歌や懐かしの歌曲を習う方が多く見られます。

ここでは、
ピアノ未経験だけど介護施設で働いている方…
将来、介護の資格取得を考えている方…
ピアノを活かした仕事を探している方…
に向けた記事をご紹介。

是非、今後の就職活動にお役立て下さい。

弾けると有利?!介護施設には「音楽レク」がある!

老人ホームなどの介護施設には、音楽を使ったレクリエーションが行われます。
利用者さんの疲れを癒し、健康寿命を伸ばす目的です。
 
レクの内容は懐かしの童謡唱歌を歌ったり、音楽に合わせて手遊びをします。
その際にキーボードや電子ピアノで、利用者さんに合わせたテンポでピアノを弾く必要が出てきます。

毎回レクの度に外部からピアノ講師を招くと、人件費が掛かります。
経費削減の為にも、現場でピアノが弾ける人がいると
また、見慣れた施設の人がピアノを弾く事で、
利用者さんも安心してレクに参加出来るでしょう。

施設の為、利用者さんの為になるピアノはこんな現場でも重宝されるのです!

歌を歌う事で、利用者さんの脳トレになる

「カラオケに行く人は長寿だ」
「歌は最大の若返り」
「喉を鍛えることで。誤嚥防止になる」

歌に良い効能が沢山見られます。

カラオケボックスに出掛けなくても、利用している施設で歌える場所があるのはとても有難いのです。
上手に歌う必要はありません。
難しい曲でなくても構いません。

利用者さんの世代に合った「懐かしい!」と感じる曲をピアノで弾くことで、
利用者さんの癒しと脳トレになるのです。

また、利用者さんは想像以上にお元気!
健康の維持ち向上を目指すのなら、頻繁に歌う場所を作る必要があります。

音楽療法とは違う「音楽レク」

「音楽レク」と聞くと、音楽療法をイメージされる方も多いのではないでしょうか?
音楽療法とは『医療のもとで音楽的なアプローチから体を改善していく』事です。

娯楽を目的とした「音楽レク」は医療を伴ってはいないので、どなたでも気軽に参加することが出来ます。また、楽しみながら心身の向上や物忘れ防止、健康寿命延長などの効果も実感出来ます。

施設に寄っては、「音楽レク」だけではなく「脳トレピアノ®︎」を取り入れる所も近年増加しています。
実際に1人1台与えられたキーボードでピアノを体験する事で、「音楽レク」以上の効果が期待出来ます。

ピアノ教室には介護士が多く通っている?!

近年、ピアノ教室には介護士や介護施設で働く方がピアノを習いに通われています。

ピアノを始めるきっかけは、
・職場の音楽レクでいつかピアノを弾く必要性が出てきそうだから
・施設利用者さんと一緒に童謡唱歌を歌っているうちに、音楽はいいなぁと実感したから

などなど、介護の現場と音楽は密接に繋がっているのが現状です。

幼少期にピアノを習ってなくても、介護資格を取得してから通われる方が多くいらしてます。
「もう遅いのでは…」と思うことはありません。
実際に介護の現場で弾く曲はそれ程、難しくありません。
音の読み方や左手の動き(コード進行)のパターンを覚えてしまえば、
教室に通い続けなくても、自力で弾けるようにもなります。

音楽は高齢者の心身を癒す力があります。
是非、介護施設に従事している人は音楽に触れる機会と時間を多く設けるように努めましょう。

介護士になってから始めてもピアノは間に合う?!

大人になってから初めてピアノに触れる方でも、介護の現場で活躍しています。

介護現場で弾く曲は、季節の童謡唱歌がメインです。
童謡唱歌は、それ程難易度が高くありません。
初心者の方でも無理なく始める事ができます。

また、高齢者に合わせてピアノを弾く為、テンポも遅く設定して弾きます。
「上手にスラスラ弾く」というのではなく「利用者さんが歌いやすい」演奏を心掛けて練習しましょう。

介護士は決してピアノが必須な職業ではありませんが、ピアノが弾ける事で職場や利用者さんの為になるでしょう。
いつも現場でピアノを弾いている人が職場を休む可能性もあります。
急に「ピアノ弾いてくれる?」となっても慌てず引き受けられるようにする必要も出てくるでしょう。