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ピアノを習っている大人の方も、
これからピアノを習いたい方も、
以前習っていた方も、

大人の習い事「ピアノ」の共通する悩みを公開します。
よくある悩みは、これからピアノを習い始める方にとってはありがたい情報となります。
また、悩みを共有することで気持ちが楽になり、解決の方法を探すきっかけにもなります。

ここでは、大人の習い事「ピアノ」の悩みお7つに絞って紹介します。
是非今後のピアノライフの参考になさって下さい。

時間の確保が難しい

大人になると、子供の頃に比べて自分の時間を持つことが難しくなります。
ピアノの練習は自分の時間の中で行うので、意識してピアノに向かう時間を作る必要があります。

大人の方におススメの練習時間帯は1日のうちの早めの時間に練習してしまう事。
1日はあっという間に過ぎます。
短時間でも出来がイマイチでも構わないので、午前中〜夕方の日が出ているうちに1回はピアノに向かいましょう。

上達の遅さを感じる

「遅い」と感じるのは、他の誰かと比較しているから出てくる感情です。
ピアノの始め時や練習環境、保有楽器など…
ピアノという一つの習い事でも、一人ひとり事情は様々です。

比較は他人とではなく、過去の自分としていきましょう。
習い始めの頃の自分と比べる事で、自分の良い所と課題が明確になります。
上手に比べて、上達していきましょう!

指や体の動きが思い通りにならない

幼少期に習っていた方の多くは、「頭で分かっているのに指が思い通りに動かない」事をもどかしく感じています。
大人になると思考ばかりが増えて、感覚や行動力が減少します。
それに加え、加齢による体力の衰えが思い通りに動かない指を作ります。

解決法としては、とにかく指を動かして繰り返し弾く事。
3回弾いただけでは足りません。
正の字を書きながら、弾けない箇所を10回はさらいましょう。
10回もさらう人は、なかなかいません。
人間の集中力からすると、2〜3回繰り返し弾く事で練習した気になる人がほとんどです。

みんながやっていない事をやる事で、確実に上達します。
是非、正の字を書きながら10回は繰り返し練習しましょう。

譜読みや音楽理論が苦手

弾くのは好きだけど、楽譜を読むのが苦手な人…
楽譜に書かれた音を読むのに、時間がかかる人…
イタリア語で書かれた速度表示や楽語を調べるのが億劫な人…
コードや和音の種類が沢山あって覚えきれない人…

ピアノは目と耳と指と頭など、身体全体をバランスよく使って弾きます。
まず目で楽譜に書かれた音符を見て、指で弾きます。
弾くと同時に、鳴っている音を耳で聴きます。
そして頭は常に和音の種類や楽語について考えていきます。

常に「考えながら弾く」という事を習慣にしましょう。
譜読みは才能ではなく、慣れです。
自分にとって「易しい」と感じる曲を沢山こなしましょう。
それと並行して、「少々難しい」と感じる曲を常に1曲は取り組んでおきましょう。

完璧は求めず、多く曲数を経験する事で、譜読みに強くなります。

モチベーション維持が難しい

ピアノは生活する上で、必ずしも必要というわけではありません。
教室に通って1年経ち、レッスンにも慣れてくるとモチベーションの低下へと繋がります。

レッスンに慣れてきたら、発表会やステージなどの機会を設ける事をおススメします。
通っている教室に寄っては、発表会がある所もあります。
しかし子供がメインの発表会だと、居心地の悪さも感じるでしょう。

今、レッスンしている曲を弾ける所まで発表したり…
楽譜は見ながら、先生に譜めくりしてもらって弾いたり…
発表会の後は軽食しながら出演者の皆さんとの時間を楽しんだり…

そんな、大人に特化した発表会に参加できると、次のステージに向けての練習も捗ります!

また、通っているお教室の発表会がない場合は外部のステージを利用するのも一つの手段です。
日本ピアノ指導者協会(通称ピティナ)が主催するピアノ・ステップは全国各地、通年行われています。
当日はプロのアドバイザーが直筆であなたの演奏にコメント指導してくれます。
ステージ経験と更なる上達が叶うピアノ・ステップの利用も、モチベーションアップに繋がるでしょう。

ピアノは何よりも継続が大事です。
嫌にならない程度のステージ経験を利用して、継続を心掛けましょう。

人前で演奏するのが恥ずかしく、緊張が嫌

一人で弾いている時は楽しいピアノも、人に聴かせる場面になると恥ずかしさを感じる人もいるでしょう。

恥かしさが起こるキッカケには種類かあります。
①人に聴かせる予定で練習していない場合、人前で弾くことに慣れていない
②家族などに練習を聴かれて、マイナスな事を言われて傷ついた経験がある

①の場合、一人で弾いている所から人前で聴かせる場合、スイッチの切り替えが必要です。
聴かせたい、
伝えたい、
楽しんでもらいたい、
といった気持ちに切り替えて、弾く技術が必要です。
そのためには、まず選曲が大事です。
本当に心から好きな曲は、弾いていて恥ずかしい気持ちが芽生えません。
是非、初めの選曲の時点で、心から向き合える好きな曲を見つけましょう!

②の場合、ご自宅では家族が不在のタイミングや、ヘッドフォンで練習している方が多いでしょう。
普通の人は言われたら辞めます。
そこで辞めないあなたは、本当にピアノが好きという事です。
自分はピアノが好きという気持ちに自信を持って、是非人前で弾いてください。

アレコレいう人はほとんどの場合、技術の無い人です。
手が動かないから口が動くのです。
外部のステージなど、知り合いがいない空間で弾く機会を設けましょう。

緊張において、どんなプロも演奏前は緊張します。
手は震えますし、ガクガクした足でペダル操作する事もあります。

緊張は当然!と思って、ステージに向かいましょう。
そして、「もうこれ以上練習できないくらい練習したぞ!」という気持ちになるまで、時間掛けて練習を積み上げていってください。

楽器やレッスンに掛かる費用の問題

習い事のピアノに掛かる費用は大きく分けて3つ。

①自宅に置く楽器の購入
②レッスンのお月謝
③発表会費

①においては、習い始めの時に発生する初期費用です。
額は電子ピアノの場合、20万〜30万。
新品アップライトピアノの場合、50万〜120万。
新品グランドピアノの場合、100〜300万。

近年、電子ピアノの品質が著しく上がっています。
手頃な値段でアップライトに近いタッチが叶う電子ピアノが手に入る時代となりました。
しかし、電子ピアノは基本家電製品ですので、寿命は10年ほど。
それに比べ、アップライトやグランドピアノには寿命がありません。
2年〜1年に1回の調律に費用が掛かりますが、大切に使えば3代まで受け継ぐ事も可能です。

是非、楽器選びは長い目で見て判断しましょう。

②のレッスン代金について。
毎月決まった曜日にレッスンを利用する際、月謝制で決まった額を支払う必要があります。
毎月のレッスンが難しい場合は、単発レッスンやチケット制のお教室もあります。
レッスンお月謝の相場は¥6,000〜¥12,000と幅広いのが最近の傾向。
月謝額は教室の規模や講師の経歴によって、違いが出ます。
趣味で楽しみたいだけの場合は、1万以内で収まる月謝が程よいでしょう。
コンクールを目指したり、音楽高校や音楽大学への進学を検討している場合は1万以上の月謝の必要があります。

楽しみ重視の趣味で高値の月謝だったり、進学を視野に入れているのに安価な月謝の教室に通い続けるとミスマッチが生じます。
ピアノを習う目的に見合った月謝の教室を選びましょう。

③の発表会費用について。
相場は1回の出演費は¥10,000前後です。
単発の出費ではありますが、教室に寄っては強制参加の所もあります。
入会前の体験レッスンの際に、発表会費について確認する事も大事です。
また、発表会に出演する際に、衣装や靴の用意も必要です。
高値である必要はありませんが、沢山の人に見られるに相応しい衣装を選びましょう。