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芸術の秋になると、クラシックピアノコンサートのお知らせが沢山聞こえてきます。
クラシックに馴染みのない方でもコンサートの選び方やポイントを知る事で、
芸術に触れる事が出来ます。
仕事帰りやデートなど、クラシックピアノコンサートはプライベートをより充実させてくれます。

ここでは音大ピアノ科卒、現役ピアノ講師がクラシックピアノコンサートの上手な選び方やポイントについてレクチャーします。
ピアノが弾けない方も、これを知れば簡単にコンサートに出向く事が出来ます。
是非、ワンランク上の日常をお楽しみください。

知っている曲が演奏されるコンサートに出かけよう!

コンサートに出向くにあたり、まず始めにする事はコンサートを選ぶ事。
数あるクラシック音楽のコンサートから、1つ選ぶ必要があります。

選ぶポイントはコンサートで演奏される曲のうち、あなたが知っている曲がどれだけあるかがポイントです。
どんなに音楽が好きでも、知らない曲ばかりの演奏は退屈です。
日頃、自宅で聴いている曲や持っているCDや音源を確認しましょう。

普段からクラシックを聞く機会がない方やCDが無い方は、聞き覚えのある作曲家や曲名を頼りに選びましょう。

ピアノの音色を楽しみたい方は「ショパン」
古典的でかっちりしたドイツ音楽が聴きたい方は「ベートーヴェン」
教会音楽や数学に興味のある方は「バッハ」
フランス絵画のようなみずみずしい音を聴きたい方は「ドビュッシー」
など…

音楽の知識がなくても、自身の好みで選ぶのも一つの方法です。

コンサート日時の選び方のポイント

どんなに魅力的なコンサートでも、日程が合わないと出掛ける事が出来ません。
クラシックコンサートは様々な時間帯で開催されています。

・平日のお昼時ランチタイムコンサート
・平日の夕方〜夜
・休日の午後早くから
・休日の夕方〜夜

開催される曜日や時間帯によって、チケットの代金も変わります。

平日の仕事帰りに職場近くのコンサートホールで演奏を聴いたり…
休日に友人とランチ後にコンサートに出向いたり…
と楽しみ方は様々です。

クラシックピアノコンサートは大体休憩を入れて2時間です。
演奏を聴くにあたり、体力も消耗します。
コンサート前日は睡眠を十分摂ることをおすすめします。
また、コンサートの前後にお食事の時間を取ることで、より充実した1日となるでしょう。

是非、日常から離れた特別な時間をお過ごし下さい。

座席の選び方とポイント

クラシックコンサートでは、自由席の場合と指定席の場合があります。

自由席の場合はなるべく、開演10分前にはホール前に待機しましょう。
先着順で座席は決まります。
指定席の場合はチケットを購入する際に、自身で選んで決める必要があります。

ピアノのコンサートの場合、ピアニストの手元が見える会場左側の座席をおすすめします。
特に、ピアノを習っている方はピアニストの手の動きを見る事で、得られる事が沢山あります。

オーケストラのコンサートの場合は、なるべく客席後方中央を選びましょう。
様々な楽器の調和された音を聴く為には、前方より後方がおすすめです。

コンサートピアニストの選び方とポイント

どの演奏家のコンサートに行くのが良いか…
ピアニストの選び方に迷う方が多いのではないでしょうか?

誰でも知っている有名なピアニストのコンサートは高額ですぐに満員になります。
有名なピアニストのコンサートでなくても、音楽は十分に楽しめます。
演奏家の知名度がそれほどなくても、良い演奏をするピアニストは沢山います。

ピアニストを選ぶポイントは、演奏家のプロフィールを見る事。
年齢や出身大学、留学歴、コンクール入賞歴など…
華々しい経歴でなくても、フランス留学した方が演奏するドビュッシーはとても興味深いでしょう…
ドイツに留学した方のバッハやベートヴェンを聞く事で、本場で学んだ演奏を聴く事が出来ます…

見掛けの経歴に拘らず演奏家の学んできた経緯を見る事で、よりコンサートでの演奏の理解が深まるでしょう。

またピアノを習っている方は、同性の演奏家のコンサートに出向く事をおすすめします。
男性と女性とでは、演奏にあたり体の使い方に違いがあります。

ハンサムな男性ピアニストだから…
若くて美人なピアニストだから…
と見た目での判断では娯楽しか得られません。

少しでも上達や理解を得たいのなら、自分に近い年齢体型のピアニストを選びましょう。

コンサートに望ましい服装は?

人生初のクラシック音楽のコンサートに出掛ける、
となると当日着ていく服にも迷いが出るでしょう。

「迷ったらスーツ」で良いですが、そこまでかしこまらなくても良いのが一般的です。
避けてほしいのは、短パン、ランニング、ビーチサンダル、といった過度に肌を露出した格好。

ジーパンでなくチノパン、
Tシャツでなくポロシャツ、
という様にきれい目コーデを心掛けましょう!

また、ホール内は冷房がよく効いているので、カーディガンやストールといった羽織ものを用意すると安心です。