「私が本当に体験レッスンに行って大丈夫か」という漠然とした不安を明確にしましょう。
あなたが不安に思う理由は何ですか？

・楽譜が読めないから
・音符の種類を何となくしか知らないから
・今まで楽器に触れた経験がないから
・絶対音感がないから
・手が小さいから

能力から身体のことまで理由は様々あると思います。
ご自身の不安な点を明確にし体験レッスンの申し込み段階で合わせてお知らせください。
自分の不安要素を相手に伝えることで、不安は半減します。

体験レッスンの際、講師は「全くの初心者さん」をイメージして準備してます。
初心者さん用の見やすい楽譜、音符カードなど幾つか教室に並べておきます。

楽器の経験や絶対音感の必要はありません。
楽器の経験がピアノの上達を左右する要素は特にありません。

ひと昔前「絶対音感」というワードが流行した為、気にされる方がいらっしゃいます。
音大生でも絶対音感はありませんし、あっても役には立ちません。
むしろピアノを楽しむという点でネックになる場合があるので、古い価値観は捨てましょう。
現代の若いピアノ講師は「絶対音感」というワードに馴染みがありません。

あなたのピアノに対する不安を電話やメール等でお伝えしましょう。
大抵の場合「大丈夫ですよ」となりますし、経験上お断りした事はありませんでした。

まだ楽器が自宅にない方は、楽器購入前に体験レッスンに行きましょう。

楽器の選び方にはコツがあります。
高価でも住宅環境に合わなければ、ピアノを弾くのが億劫になります。
手頃な値段ですと、故障や技術上達による理由で買い替える必要が出てきます。

また営業ノルマを抱えた講師ですと、売りたい楽器を勧めてきます。
個人で開いている教室の講師はノルマがない為、生徒さんのライフスタイルやピアノに対する目的を一番に見ることができます。

教室を選ぶ上での参考にして下さい。

いよいよ体験レッスン当日です。

初めてピアノ教室に足を踏み入れる方は緊張するかと思います。
講師も同じ位、緊張しながら体験レッスンの準備をしています。

・当日の持ち物は体験レッスン代（有料の場合）のみ。
・楽譜を購入する方は楽譜が入る鞄
・服装や靴はTシャツ、ジーパン、スニーカーで構いません。
・爪は切っておきましょう。

ピアノの先生に会うというプレッシャーからか、普段着ない服でいらっしゃる方もいます。

講師は身なりではなく、生徒さんのピアノに対する思いや始めるキッカケが知りたいのです。
「好きなドラマの主題歌が弾きたくて」「ピアノを習っている友達に影響されて」「脳に良いと思って」「自宅に眠っているピアノがあって」など、エピソードをお話頂けると、講師も生徒さんに合うレッスンスタイルや楽器、楽譜選びが出来ます。

また仕事帰りのレッスンの方は、仕事着で全く問題ありません。
会社員のスーツの方、保育士さんや老人ホームヘルパーさんはジャージなど、様々な職業の方が教室にいらしてます。

音大卒業後楽器店のピアノ講師をしていく中で、40件の体験レッスンを経験していきました。成人の方はどの方もとても緊張されている印象を受けました。そして、体験レッスンに出向く前段階の『お問合せ』に一番の勇気が必要だと感じました。

教室によっては、体験レッスン＝入会を強く意識している所もあります。
入会してくださった方が教室の収入になりますので、入会を強く勧める講師もいます。

しかし、習い事は入会してからが肝心です。
無理なく継続できるかを、あらゆる角度から判断してください。

・自宅から教室までの距離
・レッスン代、月謝額に見合ったレッスン内容か
・講師と生徒との相性

以上の3点を一度確認するための機会が「体験レッスン」です。

また講師側も教室のカラーに合った生徒さんを指導したいと願って、集客しています。
やみくもに入会を勧める教室には注意が必要です。

体験レッスン前に、教室ホームページ等で教室のカラーを把握してからお問合せ下さい。

【たかぎピアノ教室】内容詳細
♪大人のピアノレッスン　月2回・￥7,000
♪子どものピアノレッスン　月３～４回・￥10,000